先日、日本政府観光局(JNTO)より、
2016年5月の訪日外客数の推計値が発表になりました。(報道発表資料)
昨年度より、15%増の189万人が訪れたとのことでした。
相変わらず前年度比で伸びていますが、
伸び率としては、ずっと30%超の伸びを続けてきて3月までと比べると、だいぶ鈍化しています。
国別にみてみると、
去年は2月のビザ緩和以降伸びていた中国がこの5か月横ばいになっていることがわかります。
中国ビザ緩和の、急増が一段落したということが伸び率鈍化の一因といえます。
また、1月2月と急増していた韓国が、5月単月で見ると昨年を割ってしまっています。
この韓国の伸び悩みというか現象ももう一つの要因といえそうです。
とは言え、台湾を筆頭に、じわりじわりと、土台が伸びているのも事実。
円高の影響がどう出るかはまだわかりませんが、
ポテンシャルの日本がここから伸びていけるかは今の踏ん張り次第です。
今年の1-5月の対前年比は129%でした。
その伸び率を昨年の訪日外客数にかけると2,548万人となります。
2020年4,000万人、2030年6,000万人。
なかなか高いハードルですが、ポテンシャル的には十分達成可能な数値だと思います。
ビザの緩和等々も必須だとは思いますが、
魅力的なコンテンツの造成も急務です。
その一助になれるよう、私たちも日本の観光を盛り上げていきたいと思います。