気仙沼を訪問して勉強になった一コマと活動事例のご紹介

事業起ち上げ奮闘記

ノットワールドでは、今年も日本全国色々な地域の皆様とご一緒させていただいています。
そんな中で、宮城県気仙沼を訪問して、勉強になり、個人的に驚いた一コマをご紹介します。

見てください、この牡蠣!
プクっとぷりぷり!美味しそう!
(生で食べるには処理が必要なようで食べてはいないのですが。食いつきたかった!)

牡蠣って言うと夏は旬じゃないイメージがあり、あっても岩牡蠣だけだと思ってたのですが「夏の牡蠣も美味しいよ」とのこと

  • みんなが冬の食材だと思ってるから夏に出しても売れない(需給の問題)
  • 宮城県のルールとして夏場の出荷ができない(規制の問題)

確かに「2021年は、出荷期限の1ヶ月延長を県に要請した」というニュースもあり「4-6月は植物プランクトンが増え、身が大きくなりうまみが増す」と書かれてました

県の指導指針は、生食用カキの出荷期間を9月29日~翌年5月末と定める。水産関係者によると、4~6月はカキの餌の植物プランクトンが増え、カキの身が大きくなりうま味が増す。

県漁協は今年4月、海中で出荷を待つカキをより多く水揚げできるよう、6月末までの期間延長を県に要請。県は海水を含めた衛生検査の実施や、処理場での衛生管理計画の記録や報告などを条件として今月上旬、延長を許可した。

(中略)

県漁協は「6月の海水温は、例年出荷を始める9月末よりも低い。必要な検査と気温上昇に伴う衛生管理を徹底すれば、6月でも安心しておいしく食べられる」と説明。県水産業基盤整備課は「カキは宮城を代表する産品。衛生管理を一層徹底してより長い期間、消費者においしいカキを提供してほしい」と期待する。

河北新報 https://kahoku.news/articles/20210529khn000057.html

冷蔵・物流技術の発達にもよりますが、美味しい時期に食べてるわけじゃなく、食べれる時期に食べてた料理・素材もあったのかもしれない、というのは新しい切り口でしたし、アップデートできる可能性も感じました

それにしても、現場で、生産者の話を聞くのは、凄い面白い!でも普通の旅行ではなかなかそんな機会なかったりもします。

この辺りをうまく形作っていくことができれば、と思います。

今回、気仙沼には、観光庁の事業で気仙沼地域戦略・気仙沼観光協会やリクルートじゃらんリサーチセンターさんと一緒に魚市場見学の磨き上げに取組んでいて訪問させていただきました。商品造成においては「ゲストがお金を払う価値があると感じられること」「地元の人が続けていける持続可能な商品であること(オペレーション・金銭等含む)」が大事だと思っています
(とりあえず、それっぽいコース創って、モニターツアーだけ何とか切り抜けて終了している事例が日本全国で多すぎますね、、、)

なので、地元の方々と意見を出しながら、「求められること」「やりたいこと」「出来ること」を満たすポイントを探していくワークショップ等交えながら進めていっています。基本的なスタンスは、こちらから「こうしたほうがいい」というよりは、ファシリテーターです。

実際に魚市場を歩いた後のワークショップでは、当日も色々なアイディアが出てきてきました

当日プロジェクターに移しながらメモを書き出していった1枚

「これなら、お金払ってでも参加したくなる面白いツアーになるな」というアイディアも沢山膨らんで、これからが楽しみです!

ちなみに、気仙沼、生カツオの水揚げ量日本一だって知ってました?
気仙沼凄いんです!

ご飯美味しいし、景色綺麗だし、人も熱いし最高です。
気仙沼の皆様、ありがとうございました!

なお、気仙沼でもう一つ注目の動きがあります。
それが、クルーシップカード!

是本全国に4万人の登録者を誇るこの新しい関係人口の維持発展のカタチ!
是非もうちょっとその話を詳しく聞きたいということで、この企画の推進者、気仙沼地域戦略の小松さんをお呼びしたウェビナーを開催します!

・どうやって4万人も集めたのか、とか
・集まった4万人の内、市外の人はどれくらいいるのか、とか
・現状どの程度そうしたデータの活用が出来ているのか、とか
・今後どんな未来を描いているのか、とか

個人的にも聞きたいことが沢山なのですが、当日は河野(@yukono1017)がそのあたりを掘り下げます

是非こちらもご参加ください!

(文責:佐々木文人)