自治体緩募】地域おこし協力隊の新しい活用法

お知らせ
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地域おこし協力隊を検討している自治体で、
でも、他の自治体とは違う形で、ちゃんと形にしたいんだよなぁ、と思っている方にご提案です。

私たちは、官公庁・自治体事業の孫請けのような仕事をたまに頂くことがあります。
起業してからの4年間で、自治体のインバウンドに対する動きも変わってきたなと感じています。

  • 3−4年前:調査ブーム(ウェブアンケート・グループインタビュー等)
  • 1−3年前:モニターツアーブーム・PRブーム
  • 1年前~:人財教育・体験ツアー造成ブーム

着々と前に進んでいるね、という見方もあれば、
2019RugbyW杯、2020Olympicというお尻があるので、
成果の出る出ないに関わらず、右向け右でブームに乗っかっている感もあります。

大企業にお願いして、色々やった上で形だけのレポート作ったり、
インフルエンサー呼んで、いいねは集まっても、来客は増えなかったり、
税金の無駄だなぁと感じることも。。。

関わっていて、あるいは、話を小耳に挟んで、
これ、難しいなぁ、立ち上がるのかなぁ、と感じるケースが多いのも正直なところです。

  • 1日等短期の登壇でできる限界、単年事業の限界
  • 外部からアドバイスして動かせることの限界

どうせなら、がっつりがっつり、立ち上げられないかなと感じています。

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地方で観光に取り組む地域おこし協力隊の方とお会いする機会もあるのですが、課題も感じます。

  • 突然現地に行っても何をしたらいいのかわからない
  • 頑張ってみるけど、時間があっという間に過ぎてしまう

外から見ていて、現地だからできることと、
現地に行く前にやっておいたほうがいいことってあります。

  • 現地だからできること
    • 現地の人との人間関係の構築
    • ツアーの造成および催行
  • 現地に行く前にやっておいたほうがいいこと
    • 造成の仕方、催行の仕方、売り方を学ぶ
    • 観光系ネットワークの構築

そして、立ち上がったとしても、一人で続けていくことって大変です。

そこで、こんな形も一つなんじゃないかと思うんです。

  • 地域おこし協力隊を一緒になって採用する
  • 最初の1年間程度は、メインをノットワールド@東京で過ごす
  • 次の1年間、地元に戻って、体験系ツアー等を立ち上げる
  • 地域おこし協力隊終了後は、1支社として、地元に残り、拡大を目指す
    (独立する等も一つの形だと思います。)

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実際に、地域おこし協力隊ではないですが、
東北のツアーを立ち上げたいというスタッフと、
東京で1年間一緒に働いてきました。

彼は、1年間で、
ツアーの造成も、ガイドもできる(ゲストから五つ星の評価を安定してもらえる)ようになり、
オペレーション面も一通り身に付けました。

ガイドでいうと、地方で身につけようと思っても、
機会も少なければ、フィードバックも貰えず、現地ではなかなか伸びません。
東京で既に立ち上がっているツアーがあるからこそ、
ガイドの基礎を身につける機会も多くあります。

彼はいよいよ東北ツアー立ち上げのフェーズです。

きっと立ち上がります。というよりも、立ち上げます。

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こんな形を量産していきたい。

一方で、そんな教育に使える十分なリソースも手元にはない。
そこで、
地域おこし協力隊を活用できないかなぁと思った次第です。

1企業への事業支援だ、とかの批判も出るのかもですが、
でも、その方が今の制度よりは確かに確率は高いかも、って思って動いてくれる自治体がありましたら、
ぜひご連絡ください。

我々も全力でコミットします。