【検証】japan-guide.com(ジャパンガイド)への広告出稿

事業起ち上げ奮闘記

ツアーの集客手段として、打ち手を増やして行こうと思い、
2016年1月-3月にかけて、japan-guide.com(ジャパンガイド)へ広告出稿を行いました。

今後のための備忘録として、また、他社の参考になるかと思い、広告出稿を振り返ってみます。

なぜ、japan-guide.comへ出稿することにしたか

広告の出稿を検討した際にまず考えたのは、どの媒体に出稿するかという事でした。

大企業の様にプロモーション費用が潤沢にない中では、
一斉に大規模広告を打つことは不可能です。

そうした中で、自分たちの顧客層や媒体の知名度、出稿にかかる費用を踏まえ、
費用対効果の高そうな媒体を選んだ結果がジャパンガイドでした。

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ちなみに、自分たちのツアー商品は築地を中心に展開しており、
顧客層は、欧米豪を中心としています。

また、この2年間ほど、様々な調査に関わって来た中で、ターゲット層の人が、
「Tripadvisor」や「Lonely planet」等を一番参照していることが見えていたのですが、
その他のメディアとしては、
「japan-guide.com」が群を抜いた知名度であることも結果として出ていました。

 

広告費を問い合わせたところ、「ツアー広告」と「バナー広告」の2種類があったのですが、
広告掲載の費用も、月数万円程度ということで、現実的に、出稿可能な範疇でした。

<広告費用(例)>

●ツアー広告

-月間想定表示回数:約22万回
91,000円/3ヶ月(税別)+登録料5,000円
-月間想定表示回数:約3万回
43,000円/3ヶ月(税別)+登録料5,000円

●バナー広告

-月間想定表示回数:約3万5千回
A枠…69,000円/月(税別)
B枠…69,000円/月(税別)
C枠…17,000円/月(税別)
-月間想定表示回数:約8千回
A枠…16,000円/月(税別)
B枠…16,000円/月(税別)
C枠… 4,000円/月(税別)

ちなみに、ツアー広告のCTR(クリック率)は0.05-0.1%程度とのことでした。

出稿した広告の種類と費用

結局、東京のトップページと、築地ページを含む中央エリア全体に、
ツアー広告を2016年1-3月まで出稿しました。

出稿ページは、築地であれば、築地のページの最下部です。

築地のページがあります。

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それを物凄いスクロールしていくと、最下部にツアーのバナーが掲載されます。

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こんな最下部にあって、誰が見るんだろう、押すんだろう、と思いましたが、
0.05%程度のCTRがあるのであれば、それもありかなと思いました。

大体、月20万回表示される中で、100-200回くらいクリックされる計算です。
そのうちに5組(10人)くらいの申込が来れば成功かなと考えていました。

 

最下部とはいえ、築地は東京で一番フォーカスされてますし、
ツアーの内容としてもとても親和性は高いのではと見ていたのです。

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3か月間におけるPV、クリック実績と費用対効果

結果的に、3か月が終了しました。

3か月間状況はこのような感じでした。

広告表示回数:約50-60万回/月
クリック:約600-650回/月
CTR:約0.11%

想定以上の、表示回数でした。
昨今の訪日旅行ブームの影響でしょうか。

CTRも0.11%と想定より高いモノでした。

 

しかし・・・

申込ページにて、情報源を聞いていたのですが、
期間中、ジャパンガイドを通じて申込があったのは1件のみでした。

 

費用対効果からすると・・・

 

当然、回収は出来ない水準でした。

 

総括:出稿を続けるか否か

3か月間出稿したからこそ色々なことが分かりました。

・japan-guide.comを見ている人はやっぱり多い
・築地自体について興味を持っている人は多そう
・ツアーに興味を持ってクリックする人も一定層いる

その一方で、結果を振り返ると、大事なことが見えてきました。

・「クリックをした(サイトに来た)人が求めていたものと、
自分たちが提供していたものにギャップがある」

それが、
価格帯の問題なのか、時間の長短の問題なのか、
言語的な問題なのか、コースのレパートリー・商品数の問題なのか、
サイトのUIの問題なのか、
食べ歩きである必要はなかったのか、
原因を特定することはできませんが、どれも一因なのだと思います。

 

結論としては、一回、こちらの体制を整えないと、
広告費を垂れ流すだけになってしまうなというところでした。

今回は一旦、広告の継続は見合わせて、
体制を整えてまた検討しようかなと思っています。

 

動くことで学べる。

試行錯誤の中で、より価値を提供できるよう頑張ります。