昨日、日本政府観光局より、
2015年6月の訪日外客数の推計値が発表になりました。(報道発表資料)
160万2千人でした。
上半期も過去最高の914万人。
半年で、2012年までの一年間に来ていた訪日外客数が来たことになります。
「街中に外国人が多いな」と感じるのも当然です。
上半期は、前年比+46%。
この増率を仮に1年間にあてはめて、前年の訪日客数をベースに試算すると、
1958万人の訪日外客数が来る見込みとなります。
新しい成長戦略はまだ発表されておりませんが、
2020年には、3000万人、さらにその上を目指していくことも現実味を帯びてきました。
国別に、訪日外客数を見てみても、中国・台湾・韓国の3強は相変わらずですが、
それに追いつくように、じわじわ香港が増加してきています。
また、アメリカも初めて単月で10万人を超えました。
訪日人気がどこかの国に偏らず、じわじわ伸びていることがわかります。
ただ、この流れがいつまで続くかわかりません。
円高。世界不況。天変地異。政情不安。インバウンドには様々なリスクが存在します。
オリンピックが決まり、そして、円安という追い風の中、
今来てくれている多くの人に「また来たいな、日本」と思ってもらうことが、
今後のインバウンドの成長の上で不可欠です。
来てくれている方に満足していただけるツアーを行うのはもちろんのこと、
「その為にまた行きたい!」と思ってもらえるような新しい取り組みを、
これからも続けていきたいと思います。