【速報】水際対策緩和によるインバウンドへの影響

お知らせ

2022年9月22日に、岸田首相が水際対策の緩和を発表して、早10日が経過しました。
人数上限の撤廃に加え、個人旅行客の受入容認等により、目に見えて大きな変化がありました。

ツアーの予約状況は、メディアや宿泊等に比べ若干遅れて反映してくると思われるため、取り急ぎ弊社のメディア事業のデータをベースにどのような影響があったかをお伝えしたいと思います。

こちらは今年に入ってからの弊社英語メディアblog.japanwondertravel.comのユーザ数の推移を示したグラフです。日々の更新を行うとともに各種施策を実施したことにより、じわりじわりと利用者が増えておりましたが、右端9月23日を境に一気に1.5倍にユーザが急増したことが見て取れます。

主に国内ユーザ中心だったためかGWに少し山があった程度で、3月、7月の緩和の際は大きな影響がなかったことと比較しても、今回の影響の大きさが見て取れます。

また実際に、メディアを通じて宿泊施設が予約された件数を見てみると、9月の下旬に急増していることがわかります。10月上旬も3日までのデータで集計していることを考えると、9月下旬を上回るペースで予約が入っていることが見て取れます。

こちらは、ユーザ数が1.5倍になった以上の変化です。これまでは「いつか旅行いくために」情報を検索していたものが、リアルに旅行の計画を立てる段階に変わったと言えると考えています。

では、いつ頃の予約を考えているのかを見ていきます。
結果は、10月から来年春の4月にかけて既に予約への行動を移していることが見て取れます。

来年の桜の頃には、このままいけば一定戻ってきそうですし、在庫を開けていない方はあけていくことで予約に繋がりそうです。

ちなみに、9月23日以降39件の予約がありましたが、3件は目的地が海外であったこと。また、5人7件に関しては、同じ日程で同じエリアの宿を予約していたため、複数を仮押さえしていると判断し除いて、29件の予約を分析しました。
(キャンセル料のかからない範囲で、2-3割はとりあえず複数候補を押さえていると思われることも一つの発見でした)

ゲストの所在国別でみると、日本国内在住者による予約もありましたが、一部で、多くはシンガポールとアメリカからのものでした。サイトの言語が英語ということもありますが、シンガポールには特に、開国の情報が届いているという事なのでしょうか。

なお、宿泊施設の所在地別にみてみると、大都市圏の東京・京都・大阪が多いですが、別府・会津若松・鹿児島・・・と地域の宿泊施設の予約も進んでいることがわかります。

コロナ前の、宿泊数比で見ると、東京・京都・大阪に集中しているというよりむしろ日本全国分散して予約が入っているという印象を受けました。

インバウンドは大都市・観光地に戻ってきてから考えようではなく、どの地域であっても、今から動くことで、スタートダッシュを切ることが出来そうです。



まだ限られたデータではありますが、速報での分析をお届けしました。
水際対策の緩和は来週ですが、既に心なしか街中で外国人をよく見かけるようになった気がします。

インバウンドの再開はまもなくです!

スタートダッシュを切ることで、より波に乗って成長していくことが出来ます。

是非対策を進め、日本の観光を盛り上げていきましょう


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